壁紙にカビが生えてしまった時の対策と知っておきたい予防方法

2019/02/12 内装工事の基礎知識 内装工事の基礎知識 内装工事の基礎知識
ダスト

壁紙にうっすらと生えた黒いカビ、見た目はもちろんですがその危険性も見逃せません。放置しておくとカビはどんどん繁殖し壁紙を侵食してゆきます。
そしてアレルギー疾患や感染症といった、人体にも有害な影響を及ぼしかねないのです。
従ってカビは迅速に取り除くと共に、日ごろから発生を防止するように心がけることが重要です。
ではカビが生えた場合の対処法と、発生予防の方法に注目してみましょう。

【壁紙にカビが生えてしまった場合、どうすればよいか】

■カビ取り剤を使用する

カビに効果抜群なのが、塩素系のカビ取り剤です。多種多様なカビ取り剤が販売されており、そのいずれもカビの除去に高い効果を発揮します。
使用方法はとても簡単で、まず布にカビ取り剤を付け、壁紙のカビを拭き取ります。その後濡らした雑巾でカビ取り剤を取り除くと、それで十分です。
しかし効果が高すぎるゆえに、幾つかの点に注意が必要です。
まず壁紙の色を考慮すべきで、色つきの壁紙には使用を控える方が良いでしょう。なぜならカビだけではなく壁紙の色まで落としてしまい、変色やハゲの原因となりかねないからです。
また、カビ取り剤自体が人体へ有害である点も見過ごせません。使用する際にはゴーグルや手袋等で、目や肌を守る必要があります。
赤ちゃんやペットがいるならば、使用場所から十分に距離を取るように致しましょう。
そして最後に、壁紙がふやけてしまうという可能性も忘れないようにしましょう。

■消毒用アルコールと重層を使用する

上述のカビ取り剤ほど強力ではないものの、消毒用アルコールと重層の組み合わせは人体にも優しく、どんな壁紙にも使用できます。壁紙を傷つける心配もないので、とても安全な方法と言えるでしょう。
カビ取りの方法は、まず消毒用アルコールを布に染み込ませ、カビを拭き取ります。その後重層と水を混ぜて作ったペーストをカビ部分に刷り込みます。
歯ブラシ等を利用すると、細かな部分にまで刷り込めて良いでしょう。その後固く絞った布で重層ペーストを拭き取り、最後に乾いた布で水気を拭き取ればOKです。

【壁紙にカビが生えないようにするには?】

■こまめな掃除

カビが発生するには栄養源が必要です。
床はもちろん、壁や空気中にも目に見えない埃が沢山あり、これらがカビの栄養源となります。そして壁に付着した汚れ等も、放置しておくとやはりカビの栄養源となりかねません。
こまめな掃除によりこうした埃や汚れを除去し、カビが発生しにくい環境を作り出すことが可能です。多少手間かも知れませんが、カビが発生するリスクに比べると大したことはないと言えるでしょう。
なお掃除ではありませんが、空気中の埃を除去する空気清浄器も同様の役割を果たしてくれることでしょう。

■湿気を避ける

湿気を避け常に乾燥した状態を保っておくことも、カビの予防に非常に有効です。
湿気を避ける方法は沢山ありますが、最も手軽で効果的な方法はこまめな換気です。窓を開け空気を入れ替えるだけで大きな効果があります。
更に湿気を避けるため、家具を壁から離して配置することも有効です。そうすることで空気が流れ易くなり、湿気が溜まることを防いでくれるでしょう。
また窓の結露を防ぐ点も重要です。結露した水滴は加湿器のような役割を果たし、湿度が高くなってしまうからです。
結露を防ぐようにしつつ、結露してしまった水滴はすぐに拭き取るように致しましょう。そして除湿機も見逃せません。
上述のような空気清浄機能付きであれば、なおのこと良いでしょう。電気代が気になるかもしれませんが、平均的な電気代は1時間10円以下です。カビ発生のリスクを考慮すると、投資する価値は十分にあると言えるでしょう。
最後に防カビ消臭剤も有効です。防カビに加え消臭効果もあり、お風呂場や玄関など様々な場所で活躍してくれます。

こうした方法を複数活用することで、カビ発生のリスクを最低限に抑えるように致しましょう。

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